仕事、世界の始まりから – 創世記7-8

By greenroom,  David Williamson 

このブログは、https://greenroomblog.org/ と著者よりLIGHT PROJECTに翻訳と配信の許可を得ています。創世記シリーズ7回の内容です。

ノアと方舟に載せられたものを救おうとされた神の意図は、特定の生物や植物に関することよりも広く、包括的なものです。神は、ノアともともとの創造の生き残りを、すべての生命体を保護するために用いられます。そういった意味で、ノアは、未来の世代のために全地を理解し、保護する働きをする環境保全主義者と言えるのではないでしょうか。

神によって定められ、導かれたこの壮大なプロジェクトでは、人間の幅広い仕事、様々な職業や趣味の活動が肯定されており、それぞれが地球と地球上の生物の生存と幸福に重要な役割を果たしています。神が方舟に載せるものに関してノアに示し続けられる中で、ノアは記録管理、在庫管理、その他様々な管理運営スキルを発揮します。神は、いのちを守り、より良いものとするために、人間を用い、共に働かれるのです。

それゆえ、いのちを守り、支え、強化するものは何であれ、神の目的に合致しており、また、神の仕事です。そして、物理的にも比喩的にも、新たないのちを生み出しすのを助けるものはすべて、神の仕事です。いのちは本質的に良いものであり、よりいのちを可能にする仕事(つまり、いのちを生み出し、維持し、支え、強化することすべて)もまた良いものなのです。

第8章は、神が「ノアと彼とともに方舟の中にいたすべての者を覚えておられた」ことから始まります。覚えるということの中には、エデンの園で神と人間が共に働いていたこと(創世記1-2章)を思い起こさせるものがあります。ノアの働きと使命は、神の目的を果たすものなのです。神と人とは、全地と人類の歴史の救いを成し遂げるための共同作業者なのです。

この協力関係は洪水の後も続き、ノアは積極的に乾いた地を探し、自然界と関わって行きます。神は、洪水の発生や沈静化などの大きなことを引き受けてくださいます。人間であるノアは、鳩を飛ばしたり、地が乾いて行っているしるし(つまり、オリーブの若葉とか、鳩が戻って来なかったりということ)に気づいたりと、日々の仕事をこなし、神とのパートナーシップの中で必要な仕事をこなします。

ノアとその家族は、地上に戻って落ち着くと、地の再開発、補充、再生に積極的に関わっていきます。彼らは地の再開発のためにあらゆるスキルと資源を用います。

この中に、洪水後(もしくは「復活後」とも言える)の今日、あらゆる再生の仕事が神に肯定されていることが見出されるのです。

私たちは、神と、母なる大地と、そして人類という家族と誠実な関係を築くという神の目的のために、大地、共同体、そして個人を再開発し、新たにするのです。これには、森林の再生から都市の再開発、リハビリテーション医療から霊的リバイバルまで、あらゆる仕事が含まれます。本来の神の目的を回復させるすべての仕事は、神のみわざと一貫性を持っているのです。それは、神と共に働く方法の一つなのです。

洪水と十字架において、神の裁きが行われました。神の正義が全うされたのです。だから今、新たないのち、より正確に言うなら、新しくされたいのちがあるのです。救いの新しい時代が始まったのです。

礼拝は、創造し救済する神との共同作業という、パートナーシップの感覚から生まれます。そのプロセスの結果、神への礼拝、犠牲、賛美、感謝が喚起されるのです。そのため、ノアは祭壇を築いたのです。仕事と礼拝が再び結びついたわけです (創世記4:3-4、ローマ12:1、コロサイ3:17と23を参照)。

ゲアハルト・フォン・ラッド教授は創世記の注解書の中でこう述べています。「解放された大地が、再び人間の手に戻ったときに見る人間の最初の仕事は、主なる神のための祭壇である。ヤハウェ信仰者の通常の非教理的な神学は、この犠牲を非常に重要視しています。…それは、和解のいけにえという性格を持っているのです。」(p.21)*(注1) 

この章は、神の継続的な善意と供給を確認し、自然のリズム、種まきと収穫を再確認する詩、あるいは歌をもって賛美する言葉で締めくくられます。神による季節の提供と、季節に合わせたり協力したりする人間の活動は、この壮大な神のプロセスの収穫を助け、育み、思い起こさせてくれます。働き手である人間と、働き手の供給者であり、後援者でもある創造主なる神とが協力するわけです。

だから今日、私たちは、こう歌うことができるのです。讃美歌Ⅱ191番「主のまことはくしきかな (父の神の真実は)」「主のまことは奇しきかな・・・春も秋も夏・冬も・・・御恵みもて支えたもう、讃えまつらんわが主を。」(※三位一体の神に栄光を帰するための賛美歌)

これこそが、頌栄へと、感謝へと、賛美へと繋がる共同作業であり、パートナーシップなのです。創造主であり、再創造主である神よ、あなたに感謝します!

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注1: これは、創世記の注解ですから、再び大地に降り立ったノアが献げたいけにえのことですね。その時、既に和解のいけにえという考え方が聖書の中に登場しているということが言いたいわけです。

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LIGHT PROJECTでは、働くクリスチャンが、「信仰と仕事」を統合し、毎日の仕事を通して、職場でイエスの光(Light)を輝かせる(福音を適用する)ことができるように励まし、養うことを目標としています。

このブログを通しても、皆さんの励ましと役に立てれば嬉しいです。

翻訳:後藤スティーブン・島谷知明

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