仕事、成功、タラントのたとえ話

By Hugh Whelchel,  https://tifwe.org/learn/ より。このブログは、著者よりLIGHT PROJECTに翻訳と配信の許可を得ています。

聖書に基づく成功の意味シリーズ:1

最近、こんなバンパーステッカーを見ました。

「最も多くのおもちゃを持って死ぬ者が勝ちだ。しかし、その人はもう死んでいる。」 

これは、1990年代後半に登場した「おもちゃをたくさん持って死ぬ者が勝ち」というステッカーを、ポストモダン風にアレンジしたもののようです。

バンパーステッカーが文化を反映しているとすれば(私はそうは思いませんが)、21世紀の私たちは、「モノ」の獲得と快楽の追求が成功した人生の原動力であり、尺度であるという考えから離れつつあるのでしょうか。

もしそうなら、今日の成功とは、どのようなものなのでしょうか。 成功の尺度とは、何なのでしょうか。クリスチャンにとっては、どこか異なるのでしょうか。聖書的な成功の定義とは、何なのでしょうか。

私は今週末、教会の勤労感謝礼拝の一環として、説教をするように頼まれました。その中で、私はこれらの質問に答えようとしました。 私の説教のタイトルは「聖書的な成功の定義」で、選んだ聖句はマタイの福音書25章14~30節の「タラントのたとえ話」でした。

私は会衆に、彼らは嘘をつかれていると言いました。幼稚園の先生からアメリカ政府まで、誰もが2つの大きな嘘をついてきたのです。

  1. あなたは何でもなりたいものになれる。
  2. あなたは世界で一番になれる。

この2つの嘘は、聖書に書かれている成功の定義を歪め、私たち全員を失望と失敗に陥れるものです。

この2つの大きな嘘に対する解毒剤は、「タラントのたとえ話」であり、3つの重要な教訓を教えてくれます。

1. 王の帰還を待つ間、私たちは働くように召されている

タラントのたとえ話は、キリストの再臨を待つ間、どのように働くべきかということについて教えています。多くのクリスチャンは、私たちの救いは天国へのバスの切符であり、バスを待っている間、何をしてもほとんど変わらないと信じています。このたとえ話は、この考えが間違っていることを明らかにしています。

私の好きな言葉の一つに、映画「グラディエーター」の冒頭でマキシマス将軍が語った言葉があります。マキシマス将軍は、「人生で行ったことは、永遠に響き渡る」と兵に語りかけます。 これは彼らにとっては真実ではなかったかもしれませんが、クリスチャンにとっては確実に真実です。私たちの働きは、神様にとって重要なのです。

2. 私たちには、神に召されたことを行うために必要なものが、すべて与えられている

1タラントが、今日のドルに換算すると、どれくらいの価値があるかご存知でしょうか。50万ドル(5千万円)から100万ドル(1億円)くらいです。 1タラントしか与えられなかったしもべでさえ、事業を立ち上げて主人に期待される収益を上げるには十分すぎるほどのものが与えられたわけです。

神様は私たち一人一人に固有の資源や才能を与えてくださっており、私たちが行うすべてのこと、特に職業上の召命に用いることができます。主人は、しもべの能力に応じて、それぞれのしもべに異なる量のタラントを与えました。 1タラントのしもべが5タラントを生み出すことは期待されていなかったのです。

パウロはエペソ人への手紙2章10節でこう語っています。

実に、私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリスト・イエスにあって造られたのです。神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いをあらかじめ備えてくださいました。

私たちは、この聖句を自分の職業と結びつけることはあまりありませんが、そうすべきなのです。

3. 私たちは、神様から与えられたものをどう使ったか、責任を問われます。

クリスチャンとして、私たちは「主のために」働くのであって、地上の主人や上司のために働くのではありません。タラントのたとえ話は、私たちが王の再臨を待つ間、自分の行いに対して責任を問われることを示しています。感謝なことに、私たちは気まぐれな基準で測られることはありません。神様が私たちに期待されることは、神様が私たちに与えてくださったものに基づくのです。

しかし、2タラントのしもべが2タラントを増やすのと、5タラントのしもべが5タラントを増やすのとでは、同じだけの努力が必要です。だからこそ、両者の報酬は同じなのです。これがこの話の大きな教訓です。

では、このたとえ話は、聖書的な成功の定義について、私たちに何を教えてくれるのでしょうか。

私たちは、神から与えられたすべての資源を使い、自分が召されたことに対して熱心に働き、主人のために最大限の報酬を得ながら、主の帰還を期待して待つように召されているのです。

歴史上最も成功した大学バスケットボールのコーチであり、熱心なクリスチャンであったジョン・ウッデンは、成功をどのように定義するかという質問を受けたことがあります。その際、彼はこう答えました。

成功とは、心の平安であり、それは自分の能力を最大限に発揮するために最善を尽くしたという自己満足の直接的な結果である。

これこそ、タラントのたとえ話が伝えようとしていることです。

私たちは、全能の神である主の喜びのために働いています。私たちの仕事は、主への愛に基づいています。私たちの唯一の願いは、この地上での日々の終わりに、主に褒められることです。

よくやった、良い忠実なしもべだ・・・主人の喜びをともに喜んでくれ。

あなたはどう思われますか。タラントのたとえ話は、あなたの仕事について何を語っていますか。成功についてはいかがでしょうか。

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Hugh Whelchel氏は、Institute for Faith, Work & Economics(IFWE)のエグゼクティブ・ディレクター。宗教学の修士号を持ち、30年以上に及ぶ様々なビジネス経験をIFWEのリーダーシップに生かしている。

LIGHT PROJECTでは、働くクリスチャンが、「信仰と仕事」を統合して、毎日の仕事を通して、職場でイエスの光(Light)を輝かせることができるように励まし、養うことを目標としています。

このブログを通しても、皆さんの励ましと役に立てれば嬉しいです。

翻訳:後藤スティーブン

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