キリスト教的な観点から見た富

By Hugh Whelchel,  https://tifwe.org/learn/ より。このブログは、著者よりLIGHT PROJECTに翻訳と配信の許可を得ています。

聖書に基づく成功の意味シリーズ:3

『私は、一般的な教義を自分自身に適用しようとする時、例外を主張するようにと常に仕向けてくる、富と壮麗さに対する自然な愛情に対して、常に注意を払う必要があると考えています。』ー ウィリアム・ウィルバーフォース(William Wilberforce)

今週、私の同僚であるアン・ブラッドリー博士が、全国ネットのキリスト教ラジオ番組で、富と収入に関する質問に答えているのを聞く機会がありました。 仕事を始めたばかりの真面目な若者が、「仕事を続けて収入が増えてきたら、いつかは収入の額を制限すべきでしょうか」という質問をしていました。

この若者の質問を聞いた時、私はすぐに18世紀の伝道者ジョン・ウェスレーのお金に関する素晴らしい説教を思い出しました。 彼が聖書から導き出した3つのポイントは、次の通りです。

  • 稼げる限りのお金を稼ぎなさい。
  • 貯められる限りのお金を貯めなさい。
  • 与えられる限りのお金を与えなさい。

ウェスレーも私も、この若者の質問には、「いや、収入を任意的に制限するのはやめたほうがいい。むしろ、次のように求めるべきです」と答えるでしょう。

  • 神があなたに与えてくださったすべての賜物を用いて、可能な限り一生懸命働くこと、そして
  • 神があなたにするようにと召された仕事をすることで、可能な限り良い状態になること。

この若者が、例えば家庭を持ち始めた時など、仕事の時間を減らさなければならない時があるかもしれません。その決定は彼の収入に影響を与えるかもしれませんし、与えないかもしれませんが、この場合、それは任意的なものではないでしょう。

前回の記事で、私たちは、仕事の成果として質の高い商品やサービスを生み出すようにと神によって造られたとお話しました。これは、私たちが創造された目的の一部です。また、その際には、強欲の罪、物質主義的偶像崇拝、そして大量消費主義の誘惑によってキリストにある自分のアイデンティティを失ってしまうことを避けなければならないと警告しました。

しかし、この若者の質問の裏には、もう一つの問題が横たわっていると考えられます。それは、「自分がより多く稼ぐと、誰か他の人の取り分が少なくなってしまう」という考え方です。ジェイ・リチャーズ氏は、最近の別の投稿で、この「ゼロサム的」考え方を取り上げています。

これほど真実から遠いものはありません。自由市場のシステムでは、私たちが誠実な手段でより多くの商品やサービス、富を生み出すと、自分だけでなく他の人にも利益がもたらされるのです。

そうは言っても、神様があなたが稼ぐ金額を制限されるかもしれません。

私の友人には、神から与えられた才能を活かして、職業的には、ほとんど何でもできる人がいます。大成功を収めた弁護士になることも、企業でたくさんのお金を稼ぐこともできました。しかし、神は彼女を召され、小学1年生の教師にされました。

神の召しに忠実になるというこの決断は、彼女の収入の可能性を大きく制限するものでした。しかし、この短期的な犠牲は、この世でも次の世でも、非常に大きな利益をもたらします。彼女に受け持ってもらった何百人もの子どもたちに与えた良い影響を測り知ることはできませんが、彼女は、主の御前に立った時、「よくやった、私の良い忠実なしもべよ!」という言葉を聞くことでしょう。

神様は、私たちの忠実さを所得証明書の数字で測られることはありません。重要なのは、以下の事柄です。

  • 私たちが自分の人生に対する神の召しにどう応答するのか
  • それが私たちの仕事にどのように反映されるのか
  • 仕事を通してどのように神の栄光を表し、共通の利益に仕え、神の御国を前進させるのか

神は隣人を愛するようにと私たちを召されていますが、それを実現する一つの方法は、自分の仕事をきちんとこなすことです。ですから、私たちが何をするように求められているかにかかわらず、大きな富を生み出す仕事をしているかどうかにもかかわらず、使徒パウロがコロサイ人への手紙 3:23-24で指示しているように、私たちもそうしましょう。

『何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心から行いなさい。

あなたがたは、主から報いとして御国を受け継ぐことを知っています。あなたがたは主キリストに仕えているのです。』

あなたはどう思われますか。クリスチャンは敢えてお金を稼ぐことを制限すべきでしょうか。 

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Hugh Whelchel氏は、Institute for Faith, Work & Economics(IFWE)のエグゼクティブ・ディレクター。宗教学の修士号を持ち、30年以上に及ぶ様々なビジネス経験をIFWEのリーダーシップに生かしている。

LIGHT PROJECTでは、働くクリスチャンが、「信仰と仕事」を統合して、毎日の仕事を通して、職場でイエスの光(Light)を輝かせることができるように励まし、養うことを目標としています。

このブログを通しても、皆さんの励ましと役に立てれば嬉しいです。

翻訳:後藤スティーブン

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