By Hugh Whelchel, https://tifwe.org/learn/ より。このブログは、著者よりLIGHT PROJECTに翻訳と配信の許可を得ています。
聖書に基づく成功の意味シリーズ:5
主よ あなたの道を私に知らせ
あなたの進む道を私に教えてください。
あなたの真理に私を導き 教えて下さい。
あなたこそ わたしの救いの神
私は あなたを一日中待ち望みます。
- 詩篇25:4-6
先週、チームの二人で参加していた信仰と仕事のカンファレンスの最中に、その青年が次のような質問をしてきました。
もし、間違った仕事に就いて行き詰ってしまったら、どうすればいいですか。
ほとんどの人がこの質問に共感するでしょう。なぜなら、誰もが自分に合わない仕事に就いたことがあるからです。畑違いの仕事だったり、仕事を楽しめなかったり、信頼できない同僚に囲まれていたり、無能な上司がいたりなど、あなたもそのように感じたことがあるかも知れません。
多くの人は、この若者に「辞めて他の仕事を探すべき」と言うでしょう。しかし、今日の雇用市場では、それは簡単なことではなく、また可能ではないかもしれません。厳しい経済環境、家庭の事情、自分の専門分野における限られた機会など、現在の仕事を辞められない理由はたくさんあります。では、間違った仕事から抜け出せないでいる人に何と言えばいいのでしょうか。
完璧な仕事は存在しない
創世記3章には、堕落のゆえにすべての仕事が困難になると記されています。この世では、誰にとっても、完璧な仕事などというものはありません。とはいえ、通常は、職場での経験を積むことで、より適した仕事に移ることができます。
自分の仕事に意味を見出す
多くの人は、自分の仕事に意味や目的がなく、学んだり成長したりする機会が少ないと思うと、非常に不満を感じます。しかし、聖書的な仕事の意味を理解しているクリスチャンとして、私たちは、神に召された仕事は、たとえ嫌な仕事であっても、神にとっては意味のあるものだと理解すべきです。
現在の状況を改善しようとする
どのような仕事であっても、私たちは卓越した仕事をしなければなりません。好きでもない仕事をしていると、ついつい怠けてしまったり、最低限のことしかしなかったりすることが多いものです。
ベストを尽くすことで、あなたが注目され、あなたの仕事内容をより自分に適したものに変えるための機会に出会う可能性を高めることができます。
選択肢を広げておく
仕事の現況を改善することで、状況はより良くなるかもしれませんが、常に次の機会に対してオープンであるべきです。常にネットワークを構築し、自分が助けられる人、自分を助けてくれる人に継続的に会うようにしましょう。
覚えておきたいヒント
やるべきこと
- 職場や社外の気になる人とのつながりを持ち、深くて広いネットワークを構築すること。
- 自分の仕事のどこが楽しくないのかを見極め、やりたくない仕事に費やす時間を最小限にすること。組織に価値をもたらす新しい方法を探すこと。
- 努力を続け、優れた仕事をすること。現在の会社の中で、別のタイプの仕事をする機会が見つかるかもしれない。
- 選択肢を広げておくこと。今はまだ仕事を辞められないかもしれないが、状況が変わるかもしれない。
- 仕事中も仕事以外でも、新しいスキルを学び続けること。
やるべきでないこと
- 次の仕事が決まる前に仕事を辞めること。
- 仕事が問題であると決めつけること。神様はあなたが今置かれている場所で何かを教えようとしているのかもしれない。
- 自分が行き詰まっていると思うこと。通常、あなたが思っている以上に、仕事の現況を変える余地はある。
- 他の人に自分の仕事の愚痴を言うこと。
人生は旅のようなものです。私たちが地上ですることは非常に重要ですが、私たちの最終目的地は、罪の呪いによって損なわれることのない新しい天地です。旅は時に面倒なこともありますが、私たちは旅の途中で、特に仕事を通して、神が教えようとしておられることを常に意識する必要があります。私たちは、神の望みとデザインに基づいて、方向を定め、問題を解決し、次に何をすべきかを見極めるということを学ぶ必要があります。
詩篇25篇で、ダビデは神に叫び、自分の道を導いてくださるように頼みました。ダビデはこう言っています。
あなたの真理に私を導き 教えてください。
どんな仕事をしていても、この言葉が私たちの祈りとなりますように。
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Hugh Whelchel氏は、Institute for Faith, Work & Economics(IFWE)のエグゼクティブ・ディレクター。宗教学の修士号を持ち、30年以上に及ぶ様々なビジネス経験をIFWEのリーダーシップに生かしている。
LIGHT PROJECTでは、働くクリスチャンが、「信仰と仕事」を統合して、毎日の仕事を通して、職場でイエスの光(Light)を輝かせることができるように励まし、養うことを目標としています。
このブログを通しても、皆さんの励ましと役に立てれば嬉しいです。
翻訳:後藤スティーブン