コンタクト

コンタクト

info@lightproject.jp

仕事の神学シリーズ:II-7

このブログは、Nashville Institute for Faith and Work (NIFW)より許可を得て掲載しています。


仕事で感謝の気持ちを育む

(前半)

Russell Gehrlein著

感謝祭が近づくに当たって、神の恵みに感謝するひとときを過ごすのは適切なことです。

しかし、正直に言いましょう。私たちの多くは、この長いパンデミックの間、肉体的にも、感情的にも、精神的にも、そして霊的にも、実に様々な面で苦労してきました。この失望と苛立ちの状態の中で、クリスチャンはどのように神を賛美すればいいのでしょうか。

以前の記事では、職場における不満の原因をいくつか取り上げ、クリスチャンが忍耐と知恵と識別力をもって聖書的な方法でそれに対応する方法をいくつか紹介しました。ここでは、仕事における賜物への感謝をどのように育むことができるかを探ってみたいと思います。神の祝福の御手を見ることができる職場環境のカテゴリーをいくつか挙げてみましょう。

神は私たちに仕える場を与えてくださった

この世界における神の御業に貢献するために、神がどのように働く場を与えてくださったか、考えてみたことがあるでしょうか。神はこの世界を創造されました。それは完璧でしたが、まだ不完全でした。神は、人類の必要を満たすために、神の被造物を手入れし、育て、拡大し続けるために、男と女が互いに、そして神とともに働くよう招かれたのです。

昔、イスラエルの民はバビロンに連れて行かれました。ここは、仕事をするのに最適な場所とは言えませんでした。彼らは、エレミヤ書 29:5-6でこう言われています。「家を建てて住み、果樹園を造って、その実を食べよ。」

ヒュー・ウェルチェルは、『How Then Should We Work? (では、私たちはどのように働くべきか?)』の中で、この箇所を創世記 1:28と結びつけています。彼は、「生めよ、増えよ」という命令と、バビロン捕囚者に与えられたこの命令との関連性を指摘しています。彼は、彼らが「町の平和と繁栄を求め」(エレミヤ 29:7)ることは、従わせ、治めるという神の命令に従うことになると指摘しています。そうすることで、彼らは「シャローム(全き)を織り直す」ことになるのです。

ウェルチェルは続けます。「バビロンに住んでいた時も、神は彼ら(イスラエル人)が世界を祝福する存在であることを意図しておられました。神は私たちにも同じことを意図しておられます。私たちは、その町がどこで、どのような場であろうと、神が私たちを置かれた場所で、その町のシャロームのために働くように召されているのです。私たちは、私たちの時代と場所において祝福となるべきなのです。それができるのは、私たちがシャロームの御子であられるキリストにアイデンティティを見出しているからにほかなりません。」 

あなたには、自分の仕事を通して祝福となり、隣人や地域社会の全きさと幸福に貢献するためのユニークなスキルと役割が与えられています。神が私たちを招かれ、神や他の人々とともに、大小さまざまな方法で神の被造物を回復するために共同作業することは、賜物なのです。

神は私たちが果たすべき目的を与えてくださった

神が私たちを導いてくださったこの場において、神は私たちに、神の目的を果たすために寛大に与えられた様々な能力や経験を生かす機会を与えてくださいました。私たち一人ひとりは、自覚しているかどうかにかかわらず、神が私たちのうちに、私たちとともに、そして私たちを通して働いて、人間のあらゆる必要を満たせるように、それぞれの仕事ができるよう神によって備えられているのです。

ティム・ケラーは、その優れた著書『Every Good Endeavor(この世界で働くということ)』の中で、私たちに次のように思い起こさせています。「神は単に創造されただけではない。神はご自分の被造物を愛し、配慮し、養われます。ご自身が造られたすべてのものに食糧を与え、守られます。しかし、その摂理的配慮はどのように私たちに届くのでしょうか。. . . 神の愛に満ちた配慮は、主として他者の仕事を通して私たちにもたらされるのです。仕事は神の摂理の主要な手段であり、神が人間世界を維持される方法なのです。」

例えば、あなたが法執行機関、司法機関、矯正施設、軍隊で何らかの職務に就いているならば、神はあなたの中で、あなたとともに、あなたを通して、混沌から秩序を生み出し、平和を守るために働いておられるわけです。あなたは、日々の活動を通して隣人を愛しているのです。あなたの努力のおかげで、この世界はより良くなっているわけです。

ひょっとしたら、あなたは、管理職、あるいは支援スタッフ、教師として教育に携わって居られるかも知れません。神は、あなた自身の仕事を通して、神が準備された良い行いのために子どもたちを備えさせつつ、子どもたちの心と思いを訓練しながら、神の子どもたちの世話をするために、あなたの中で、あなたとともに、あなたを通して働いておられるのです。

つまり、仕事には、目的を達成するための手段であったり、自分の欲望に奉仕したりすることをはるかに超えた目的があるということです。神は、分断された世界にシャロームをもたらすために、あなたが今いる場所で、共通恩恵(Common Grace)をもたらす者として、神の良き目的のためにあなたを用いられるのです。神の御国は、私たちの仕事に新たな目的を与えてくれるのです。

後半では、神の祝福の御手を見ることができる職場環境のカテゴリーを2例紹介します。

ーーーー

このブログの英語原典:https://www.nifw.org/blog/cultivating-gratitude-at-work

NIFWは、米国の信仰と仕事の機関の一つで、ナッシュビルに住むクリスチャンが、自分たちの日々の仕事が、人や場所、物事に命を与え、愛するというイエスの使命にいかに不可欠であるかを発見できるよう、力を尽くしています。

LIGHT PROJECTでは、働くクリスチャンが、「信仰と仕事」を統合して、毎日の仕事を通して、職場でイエスの光(Light)を輝かせることができるように励まし、養うことを目標としています。

このブログを通しても、皆さんの励ましと役に立てれば嬉しいです。